阿吽(あうん)の表情♪
皆様こんばんは。
本日は、お気に入りの「獅子と狛犬」をご紹介します♪
「阿吽(あうん)の呼吸」とは、よく聞きますが。
梵字(インドのサンスクリット語)の12字母の、初めにある「阿」と終わりにある「吽」。
「獅子と狛犬」にも通じるんです。
一番わかりやすいのは「阿吽(あうん)」の口の形。
正面から向かって右側、口を開ける「阿像(あぞう)」が獅子。
左側の口を閉じる「吽像(うんぞう)」が狛犬。
密教では、「阿」は全ての始まり(口を開いて最初に出す音)を表し、「吽」は全ての終わり(口を閉じて出す最後の音)を表す。
仏教では「人生の始まりと終わりまで」の例えとされました。
「煩悩や執着を消し、悟りを開き平和や安楽の世界にたどり着く」という意味が込められているそうです。
それに加えて、平安時代以降になると、左右非対称を好む日本人特有の美意識が加わり、「獅子と狛犬」の阿吽の形態が生まれました。
「狛犬」の特徴としては「角」が生えていたらしいのですが、いつの間にか無くなってしまった物も多数存在するそうです。
実物を見た事のある石工職人以外に、一度も見た事も無く情報だけで制作する石工職人も増えて、時代と共に、制作の過程でオリジナリティが発揮されたようです。
雄と雌の姿が夫婦和合、子獅子・子狛犬が子孫繁栄や五穀豊穣と云った解釈も地域によって異なるそうです。
作られた時代や場所によって、顔つきも異なります。
私一推しの「獅子と狛犬」の表情はいかがだったでしょうか。
誰が興味あんねん!!!!!!やと思いますが、その面構えをご覧ください(笑)。
皆様も訪れた神社に「狛犬」が有ったら、一度顔つきを観察して見てくださいね♪